ホンダのASIMO(アシモ)自律協調連携試験運用
以下のカービュー記事によるとホンダのASIMO(アシモ)がまた一歩前進したようです。
アシモが人と暮らす日がまた一歩近づく 【 carview 】 ニュース - 自動車業界 最新の動向を毎日チェック
2007年12月11日(火)
アシモが人と暮らす日がまた一歩近づく
ホンダは、ロボット知能化技術を進化させ、複数のASIMO(アシモ)が状況に応じて自律的に行動し、連続してサービスを提供することを可能とした。今回開発されたシステムは、人の動きに応じて一歩下がって道を譲ったり、そのまますれ違ったりするなどの移動の知能化技術や、トレイを運搬したり、ワゴンを押すなどの作業の知能化技術などに加え、また、バッテリー残量が少なくなると自動で充電する機能も実現し、複数のアシモが状況に応じて作業を分担、1体が充電中の場合は他のアシモがサービスを提供するなど、互いに協調して連続的に働く総合的なシステムとなっている。
また、12月12日からこれらの技術を搭載した2体のアシモの試験運用を、ホンダ青山本社の2階ロビーにおいて開始するという。
ホンダは、2005年に知能化技術と運動能力を進化させたアシモを発表して以降、知能化技術に重点をおいて開発。今回の新技術によって、人や複数のアシモがいる環境下で、複数で協調、連続してサービスを提供することが可能となり、人間と共存する環境での実用化に一歩近づいたこととなる。
今回発表されたASIMOの特徴
・複数体で共同作業ができる
・連続でサービスができる
・移動・作業の自立性向上
これらを実現するための実装機能が以下とのことです
・共同作業機能
・すれ違い、回避行動機能
・自律充電機能
簡単なところで具体的な運用、用途を想定して要件を実装。最低限人の邪魔や手間にならない配慮を先ず盛り込んだのはさすがだな〜と思います。
と言うのも
これは便利です。
これはこんなに使えます。
と言いながら、妙な手間がかかったり、直ぐにバッテリーが切れてしまいいちいち再充電しなければならない。
わかり切っているのに手間がかかる、殆どのプロダクトってそういうものでしたからね。
自動車メーカー各社は、人が運転せずに相互運航するシステムや仕組みはあれこれ検討、研究しているようです。
カメラでセンターラインを監視し、そこから外れたとみなされたら居眠り警告を発する機能なんてもそういうものの一つだったりするかと思います。
また、前方の車との車間が一定距離より近づいたら警告を発するなど。
要は、他の車と事故を起こす事なくいかに運航させるか?
そういう研究があったからこその機能盛り込みなのかもしれないですね。
ちなみに試験運用は今日から始まっているみたいです。
東京で営業している方なんて居たら、都合作って立ち寄ってみるのもいいかも?
(でも結構混雑しえtいそうだな〜)
* Honda青山ビルでの案内・飲み物のデリバリーの試験運用は、2007年12月12日から2008年1月31日までの平日、午後3時から5時の間で行う予定(12月29日から1月8日の期間を除く)。
参考情報:
プレスリリース
ASIMO | テクノロジー | ヒューマノイドロボット開発の歴史
こちらに以下の各機能の動画ありましたよ〜。
・共同作業
・すれ違い、回避行動機能
・自律充電機能