インドのタタ自動車10万ルピー低価格車をニューデリーで開かれる自動車ショーで発表へ

カービューニュースによるとインドで10万ルピー低価格車、ニューデリーで開かれる自動車ショーで発表との事。

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2007年12月24日(月)

29万円の車発表へ

インドの財閥系タタ自動車は24日、10万ルピー(約29万円)の低価格車を来月10日、ニューデリーで開かれる自動車ショーで発表すると明らかにした。インドの乗用車市場で販売を拡大し、圧倒的にリードするスズキを追撃する。

共同通信

確かこのタタ自動車の10万ルピー低価格車構想を受けて、ルノーでも低価格車を発表していたはず。

と言う事でちょっと検索してみました。
こちらの記事などはインドの経済事情から見る、低価格車の需要見込みについて詳しく書かれていました。
また、この発表が与える影響について、国内自動車メーカー各社がどんな方針を取っているのかなど。

インド、タタの30万円車構想に競合相手出現…ルノー・日産:イザ!

◆インドの経済事情
◆インドでのバイクから自動車への乗換え予想
ルノーによる3,000ドル車(約36万円)生産・販売の計画
◆対象となる市場(アジアやアフリカ、中国)
◆国内自動車メーカーの動向
◆生産コスト


同じく読売新聞でも展望しながらの記事が挙げられていました。

インドを舞台に低価格車戦争 : ニュース : @CARS : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

◆「30万円カー」も登場
◆世界が注目
◆リッターカーで対抗
◆コストと性能 両立課題

ところで車ってこんな安く作れるの?
おそらく、新規性のある開発行為をとことん削って、枯れてこなれた技術や流通している部品を上手く流用することでアセセンブリーは出来ちゃうという事なのでしょうね。

ただ、この価格だとやはり保証までは手が回らないのでは無いか?

それでも、これから更なる経済的な飛躍発展のチャンスを伺っている国、都市などでは非常に有効な移動手段、搬送手段となるのでしょうね。

そうなると保証や性能二の次で、兎に角安く機能してくれればいい。

丁度日本の百円均一みたいなものでしょうね。

インドのタタ自動車の場合はインドと言う限られたマーケットで超効率的に回すことで利益を上げられるでしょうし、グローバルなセールスや保証まではしないかと思います。

一方でルノー
これはタタ自動車の取り分を食いかねない。
それに利益を出すのはなかなか難しいのではないでしょうか?

にも関わらず競合する車をぶつけていくというのは、今直ぐではなく、将来を考えた取り組みなのでしょうか。まあ、インドに限らずアフリカ、中国などは需要確かにあるでしょうからその辺でも売れる見込みでしょうか。

それにしても100円均一的な車。

もしもそこまで頻繁に車を使わないのであれば、下手に軽を買うよりも良いか、なんて方向も出なくもないかもしれないですね。
ただ、税制関連が響いちゃうでしょうけどね。

日本だと寧ろ、昔のミニやジムニーみたいなノリで、オリジナルパーツ、カスタムパーツが豊富なんて事になれば、トイカーみたいなジャンルも出来ちゃうかも???