”ウェブにある限り、いつもそこにある”より連想

ウェブにある限り、いつもそこにある - 更新を止めたサイトからのリファラを見て - 忘却防止。


二度と更新しなくなったサイトからリファラを受け取ったときに覚えた感情を、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。

そして、そういうサイトやもう更新が止まったと思ったサイトに、またぽつぽつと記事が増えていた
そんな活動の証であったり、存在して居たモノが残した灯火みたいなものについて書かれていました。


忘却防止-そのブログタイトルであるからこそのエントリーと言うか。


ファンや読者、気になるブログなどブログを通じてのつながりであったから、たまたま掃除中に見つけてセットしたレコードを再生して、記憶を辿り思いを巡らせられる事からくる昔を懐かしむのにも似た安堵の気持ちなんだと思います。


まだ忘れていなかった。

「そういえばこんな感情、思い、情景・・・今から思い返してみると・・・」なんて感覚というか。

おそらく、自分の中で消えさる事無くしっかり結びついている。
それを手繰り寄せる事が出来るような感覚。


自分の中にまだ根付いたまま残っている何かの感覚を振り返るように。

或いは、それによって自分の過去をも再確認しているのかもしれない。

確かに踏みしめ、出会い、別れて来た道がある事をふと確認出来るからなのかも。


山を散策して、道すがらに咲く見事な花に感嘆しつつも更に道を進めていくような。
そう言えば、ネットの中を巡るのも、山歩き、散策、或いはお気に入りのドライブコースやウインドショッピングをするのにも似ているかも。


ただ、それが現実でのお付き合い込みのあまりに近しい人のブログであったりだと、しばらくは痛みと悲嘆に暮れて正視できなくなってしまうかも。

それでも歩を進めていかざる得ず、やがてその先の道を歩んでいくような。

そうやってまた新たな出会い別れを通し、時は優しく包んでくれるんだろうな。

その時に昔にふと立ち返り、往年のその人、更に当時の自分自身に出会える事もできる。

そういう意味では、もしかしたら忘れたくても残ってしまう、ネットと言う記憶装置なんていう側面もあるかもしれない。