都市の電力は再生可能エネルギーだけで供給可能?


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ちょっと目に付いたニュース記事

BizPlus: 最新:街中の電力供給、再生可能エネルギーだけで・南仏にモデル都市



 仏政府は、街中のすべての電力を太陽光や風力など再生可能エネルギーでまかなうモデル都市を整備する。南仏にある人口約20万人の都市が対象。市街地での消費電力を減らす一方、周辺に太陽光発電所などを新設。2015年までに電力の100%を再生可能エネルギーに切り替える。温暖化対策を推進する際の世界で初の大規模な実験となる。

(続き・・・)

上記記事では、更にどの都市でどういう計画なのかなど、その他概要が続いていました。


太陽光、風力、水力など組み合わせて発電、蓄電。それで都市部の電力が賄えるのだとしたら凄いですね。

で、ふと思ったのですが大都市では無い元々電力消費が少ないエリアがあるのではないか?

そういう地域向けに、家を売るような感覚で発電、蓄電施設を供給する事ができないのか?また、元々消費電力量が低ければ送電してもらう。



その極地域の財政ではとても無理でしょうけど、県などが上手く支援なり貸し付け、もしくは買取等などすることで設置など可能にならないか?

場合によっては、逆の発想で日常的な保守点検をしてもらうなど。


現状の原油って・・・

エネルギ効率が高いかもしれないけど、その分原油価格の高低に経済状況が左右されてしまう。
温暖化などにも影響が高い。

車のガソリンの価格にも響く。

化石化燃料を使い続けることで良い事って無いのだとしたら?

早いうちに可能なところからシフトして行った方が良いのじゃないか?

流石に大都市、工業地帯、そういうところでは自然エネルギーでの発電をし、それを供給したところで付け焼刃にしかならないかもしれない。

でも、古都や文化資産などが多くある地域などは現代的であったり、先端などでの生産、製造など産業の活性化自体が元々難しかったりする。そういうところこそ、他からのエネルギー供給を受けなくてもなんとかなるサテライト化してしまうのも手のような気がする。

様々なライフラインがあるので一概には言えないが。

震災などでライフラインが途絶した場合も、電力や発電、蓄電が可能であれば出来る事も色々違うのではないか?

低価格 太陽電池 をキーワードに検索してみたら、こんな面白そうな記事も既にあるようす。


TDKが色素増感型太陽電池を開発、低価格な太陽電池実現を目指す(2000.5.24)

「プリンターで自作可能」ナノテク太陽電池 | WIRED VISION

「1か月で元が取れます!」 シリコン不要の太陽電池、薄型パネルで99セント/ワットで登場:Garbagenews.com

新興企業Nanosolar、超低価格の薄膜太陽電池パネルを商業化 - ITmedia News


今までの高価なシリコンウェハーを利用しない方式。
薄膜色素増感太陽電池
製法などを上手く持っていく事でプリンターで作ることも・・・

なんて具合。

地域行政、自治体などが積極的に推進出来る普及帯にまで落ちてきたら、劇的に変化するかもしれませんね。

そして上記の記事を眺めてみたりしていると、もしかしたら遠い未来の話でなく案外近いのかも。

ニュース記事でとりあげられていたモデル都市も、採算など見合う点見出せたからこそGOがかかったのでしょうか。