ベーシックインカムとアースデイマネー

なんだか渋谷で シブカサ だとか言うのがあって地域通貨みたいのがある事を朝のTVのニュースでやっていた。

アースデイマネー"earthdaymoney"
http://www.earthdaymoney.org/


コンビニに置き忘れになった傘を無料で使いまわせるようにしちゃおう。
利用したら地域通貨プレゼント。

地域の清掃イベントがありそれに参加すると地域通貨プレゼント。

アースデイマネーに協賛しているショップなどで、普通の買い物食事の支払いに混ぜて使えたりするらしい。
(流石に一回あたりの上限額はかなり抑えられているようだけど)

地域毎の発想で、人、物、地域通貨が動きうる取り組み。

ところで

暇人は社会のインフラ - アンカテ(Uncategorizable Blog)

http://d.hatena.ne.jp/essa/20080126/p1

はてブコメントでこんな事を書いてみていた。

社会の大多数を占める人が難しく考えずに最低限生きていける状態を保証。その上でそういう人々に刺激や牽制を与え、かつ資本家なりにビジネスチャンスを与えうる暇人発想、行動をインフラの一つとして捉えるなら。


闇雲にベーシックインカムの発行はなかなか難しいようにも思う。

ただ人々は生活圏でのエコ、リサイクル、ボランティアには関心はあるのじゃないか。

ただ、何か無償とか高尚とかこそばゆい、気恥ずかしい部分も結構あるようにも思う。


エコ、リサイクル、ベーシックインカム、その辺政府や国家発では上手く機能しないなら?


ならば、アースデイマネー 等々実際の小額だけど利につながるなら?

現実に生活厳しい人などはつべこべ言わずに利用したくなるのではないか?


この辺の取り組みでベーシックインカムの資金の元になりそうなもの作り出すのも手かも。


スポンサーは賛同する企業や地元の有力者、更に地方自治体から公的機関の補助金等々

エコ、リサイクル、地域に寄与する働き、活動

そういうものを下支えする活動

更に、暇人をイベント企画の中に据える。

すると、ブログなどでつおっとした広報活動もしてくれる。

場合によっては、関連イベントに対するブログの記事アップでの、アースデイマネー付与なんてのもありかもしれない。
(この場合、やはりイベントに参加している事が必須条件だろうけど)

福祉、ボランティア、地元寄与といっても、具体的活動に資金は絶対に必要。

発券、交通、連絡、休憩時差し入れ等々なんらかちょっとした支出は発生するもの。

体験だけでなく、アースデイマネーなどでのプラスアルファがあれば取り組みとそれをきちんと伝える事にも繋がっていくかも。

アースデイマネーを使う事が、アースデイマネーに関する活動に参加しましたと言う表明にもなる。

全国何処でも一律に使える手ではないだろうけど、若者を積極的に動かす動機、理由付けにはなるだろうし、人が動けば会話、対話、交流もあるはず。

また、地元の商店、企業、団体、商工会議所、青年団体などとのちょっとしたコミュニケーションの機会も出来うるかもしれない。

ちょっとしたコミュニティ繋がりで希薄になりがちな交流を補佐する役目も充分あると思う。

もしも災害、震災などが発生しても、何も見たことが無い人よりも、活動をともにした事があるだけでも連帯感などまるで違うだろうし。

地元、生活者故の場所場所に応じた活動。

こういうのは上手く広がると良さそうな。

そして、企業もマスコミを通じた広報活動だけでなく、地元密着な活動にスポンサードする。

国がそれを奨励、なんらかの減免、減税措置などをしてくれたら、地元だからこその取り組みが有効に働くのではないか?

ただ、地域、場所場所によって住民意識、地方と都市部、企業の余裕等々温度差は相当あるかと思います。

税金の納税も地方にどんどん委譲されていますし、市民活動、地域活性化を狙うなら、アースデイマネーのような市民や地元発の取り組みを活性化、促進する方向性を考えてみるのも面白いのかもしれません。

但し留意して欲しいのは、できれば国内どこでも活用できる方式。

単純に共通化が難しいなら、管理団体同士で相互交換できるような仕組みは是非検討してもらえれば。

こんなところからじゃないと、逆にベーシックインカム導入などは難しいかも。

企業活動のメンバーとしては上手く機能しなくても、地元や自身の生活の身近を支えるような活動に対してサポートが発生する。

そして、市民ライター、市民広報等々、何か特徴ある人を選出して、活動支援なんて事にも繋がるなら、それもまたありなのかな?と思います。

そこまでやるとなると選出等の基準作り、公平さみたいなものは難しいものありそうではありますが。

コンビニ、ファミレスなど若者が良く利用する場で流通させる事が出来るなら、市民、自治体毎の特色をもった取り組みにならないか?

そんな事をふち思ってみたりしました。